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記事2001年3月3日 6号 (2面)
科学技術・学術審議会は二月十六日、東京・霞が関の東海大学校友会館で第一回総会を開き、会長に阿部博之・東北大学長、会長代理に小林陽太郎・富士ゼロックス株式会社会長を選出した。また、二つの部会設置を決めたほか、同審議会の運営規則を取りまとめた。 同審議会は中央省庁の再編に伴って、従来の科学技術・学術関係の六つの審議会を統合し、一月六日付で文部科学省に設置。科学技術の総合的振興、学術振興に関する調査審議などを行っていくのが目的。この日設置が決まった部会は、技術・研究基盤部会と生命倫理・安全部会の二つ。技術・研究基盤部会は研究環境の整備および研究成果の社会還元を図るため、研究開発基盤の整備、産学官の連携・交流の推進、社会経済ニーズを踏まえた技術開発の推進についてそれぞれ審議する。一方、生命倫理・安全部会は、ライフサイエンスに関する生命倫理や安全の確保に関する問題を審議。これらの分野に関連する法律、指針についても検討する。 フリートーキングでは、同審議会と内閣府に設置されている総合科学技術会議との役割分担などについて論議された。 総合科学技術会議は今年一月、「重要政策に関する会議」の一つとして内閣府に設置。科学技術に関する総合戦略の策定、予算・人材などの資源配分の方針、国家的に重要なプロジェクトに関する評価を行うという位置づけになっている。
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