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記事2003年10月13日 1908号 (3面)
佐藤会長 | 東京都私立短期大学協会(佐藤弘毅会長=目白大学短期大学部理事長・学長)は十月一日、東京・市ヶ谷の私学会館で平成十五年度秋季定期総会を開いた。総会に合わせてファカルティ・デベロップメント(FD)フォーラムも行い「わが短期大学のFD」を主題に事例発表した。会員校から四十六校が出席し、本年度事業などを報告した。 佐藤会長は「短大を取り巻く環境は目を離せない状態だ。まず第三者評価については、肝心の評価機関がまだ明らかでない。国の認証基準など細目が定まらず遅れているようだ。個々の会員校はもう少しゆったりと考えてよいが、短大全体としては引き続き大きな課題である。会員校では来るべき第三者評価に備えて、自己評価・点検の学内体制をより強固にして準備してほしい」とあいさつした。 報告および協議事項は▽本年度会務一般中間報告▽東短協コンソーシアム事業▽会員校提案事項、の三点。本年度の事業としては、春季・秋季定期総会、第三十一回東京・関東地区大学短大進学相談会、『私立短期大学(東京・関東)入学案内』『入試日程一覧』の刊行と配布、大学新任職員研修コースなどについて報告した。進学相談会には教職員や生徒約二百人が参加した。また、オーストラリア短期留学は、テロやSARSを警戒して中止した。 コンソーシアム事業は、SD・FDフォーラム、「コミュニティカレッジ解説講座一覧」紹介ポスター作成配布、体育大会、図書館の相互利用などを報告した。 続いて開いたFDフォーラムでは「共に学ぶ、討論の場を模索した教育環境構築の試み」(福崎稔助教授・東海大学短期大学部)、「学生の要望に応えるFD」(伊藤香代子教授・東京成徳短期大学)、「東横短大FDの歩みと現状」(中島久男教授・東横学園女子短期大学)をテーマにそれぞれ事例を発表。約六十人が出席し、各校の取り組みや現状について理解を深めていた。 |
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