東京都内の私立小・中・高校が一堂に会する「東京都私立学校展２００３（進学相談会）」が八月二十三、二十四の両日、東京・有楽町の東京国際フォーラム（展示ホール）で開催された。会場には来年、私立の小学校、中学校、高校を受験する受験生、およびその保護者ら五万二千八百人が集まった。主催は東京私立中学高等学校協会、東京私立初等学校協会、および財団法人東京私学財団の私学三団体。

　初日に行われた開会式で、酒井�A・東京私立中学高等学校協会長（東京女子学院中学高校長）はあいさつの中で、「来年の私学を理解してもらうという気持ちで、参加しましょう」と教職員に呼び掛けた。
　中澤正明・東京都生活文化局私学部長は「私学で学ぼうという意欲を子供たちに喚起してほしい」とあいさつした。
　会場の外には開場一時間ほど前から長い列ができ始め、私立の人気の高さが伺えた。
　小学校ゾーンではそれぞれの学校がパネル展示をし、担当者が保護者の進学相談に対応していた。小さい制服も展示されていた。
　中学・高校進学相談コーナーでは、各担当者が受験生らの相談に熱心に応じていた。
　来年高校を受験する都立中学へ通う生徒は「高校は美術コースのある私学を探しています」などと話していた。