日本私立短期大学協会（川並弘昭会長＝聖徳大学短期大学部理事長・学長）の平成十五年度私立短大経理事務等研修会は十一月五日から三日間、札幌市のロイトン札幌で開く。私立短大の理事長や学長、経理事務担当者など三百人以上が参加し、基礎技能の修得と当面する課題について、講演や全体会議、分科会を通じて研修する。
　短大を設置する学校法人の経理事務等担当者の技能水準の向上を図ることが目的。分科会では「初心者のための学校簿記」など多様なテーマを設け、参加者の担当業務に応じた研修をする。
　初日は、杉田均事務局長が短期大学をめぐる諸問題について状況を報告。講演会では、文部科学省高等教育局が私学を取り巻く問題について話す。午後は、「初心者のための学校簿記」や「学校法人会計基準と計算書類の取り扱い」などのテーマごとに分科会を行う。
　二日目は、佐藤弘毅・目白大学短期大学部理事長・学長が「これからの短期大学のあり方（仮題）」について、須藤議雄・日本私立学校振興・共済事業団補助金課長は「短大における補助金の活用（仮題）」について講演する。二日目午後と三日目は、初日に引き続いて分科会で問題を検討する。最後は全体会を開き、委員会とアンケート調査結果の報告、分科会研修のまとめを行う。