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記事2003年2月23日 1881号 (2面)
文部科学省生涯学習政策局政策課では、現在、平成十五年度の「生涯学習まちづくりモデル支援事業」の企画を募集している。同事業は十四年度から創設されたもの。 市町村などの団体と大学・高等専門学校等の高等教育機関が組織的に連携して大学等の持つ人的・知的・物的資源を最大限に活用しながら、地域住民の生涯学習による学習成果や能力を生かした個性的で魅力あるまちづくりを目指すもの。 平成十五年度には、まちづくりを目指す市町村等の団体(全国で十六カ所)を公募選定・支援する計画で、それを通して生涯学習まちづくりのモデル施策を推進する。十五年度の文部科学省の予算額は約五千六百万円。 具体的には文部科学省は、モデル事業の推進組織となる「まちづくり実行委員会」(市町村教育委員会、首長部局、大学等、市民団体、経済団体などで構成)を選定して事業を委託する。募集締め切りは三月十四日。 初年度となった平成十四年度には三十一件のまちづくり実行委員会が選定されて事業を実施している。例えば埼玉県松伏町と聖徳大学等が協力し生活に密着した文化のまちづくり、京都府では同志社大学や立命館大学などが協力して地域に根ざしたスポーツ文化の取り組み等が行われている。愛媛県では芝浦工業大学が支援してロボット製作を通した子供たちの健全育成事業などが行われている。同事業の詳しい内容などは、文部科学省生涯学習政策局政策課地域政策室のホームページ(http://chiiki-www.mext.go.jp/)に。 |
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