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記事2004年9月23日 1948号 (7面)
駒大苫小牧高校北海道に初の優勝旗
禅の精神がもたらした成果
第八十六回全国高校野球選手権大会決勝戦は八月二十二日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開催された。私学同士の戦いとなった決勝は打撃戦となり、駒澤大学附属苫小牧高等学校(南北海道、篠原勝昌校長)が、済美高等学校(愛媛)を十三対十で下し、北海道に初めての優勝旗をもたらした。 篠原校長は「まだ、夢から覚めない心境で、優勝は望外の喜びです。もともと冬のスポーツが盛んでしたが、部活だけでは私学は難しい。学業の面でも目的意識を持って、しっかりやらなければなりません。一層勉強の面でもしつけの面でも人間づくりをしっかりやっていこうと思っています」と、気を引き締めている。 駒澤大学附属苫小牧高校(共学)は禅の精神を備えた、心身ともに優れた人材の養成を目指しており、その精神は甲子園でもいかんなく発揮され、香田誉士史監督は終始落ち着いた戦いぶりで優勝に導いた。去年は一回戦でリードしながら降雨ノーゲーム、再試合で敗れたが、その悔しさを忘れなかった。練習中は上級生、下級生の区別なく言い合えるチームという。野球部は昭和三十九年創立、部員数七十三人。
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学校内に飾られた優勝旗に見入る人々 |
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