高等教育の状況は―。
　■大学＝学校数は国公私立で七百七十八校。うち私立大学は五百九十七校で全体の七六・七％を占める。学生数は二百八十八万七千三百九十六人で前年度に比べ四万一千四百八十八人の増加。私立大学生数は二百十一万九千八百二人で前年度比三万二千六百七人の増加。私立大学生の全体に占める比率は七三・四％。女子学生の比率は四一・一％で前年度から〇・四ポイント増え過去最高となった。
　大学卒業後の進路としては、大学院等への進学者が全体の一三・四％（前年度比一・二ポイント増）を占め、就職者は六〇・八％（同七・六ポイント減）。そのほか進学も就職もしていない者が全体の一六・一％（同四・〇ポイント増）、一時的な仕事に就いた者も全体の三・六％（同一・三ポイント増）いる。
　■短期大学＝学校数は三百九十五校で、うち私立は三百六十九校。私立の比率は九三・四％。私立短期大学の学生数は十四万六千百四十五人で前年度比四千八百五十五人の減少。学科別に見ると、教育が最も多く学生数全体の三〇・四％。また自県内入学率（出身高校と短大の所在地が同一）が高いのが特徴で六五・一％。ここ十年来上昇を続けている。短期大学の卒業後の進路では、大学等への進学が一一・八％。就職率は六五・二％で、前年度比四・七ポイントの低下。そのほか進学も就職もしない者が一四・一％、一時的な仕事に就いた者が五・五％いた。
　■高等専門学校＝学校数は全国で六十校、うち私立は三校。ほとんどが国立で五十一校。国立は前年度から四校減ったが学生数は微増している。国公私立の学生数は五万九千三百八十四人でここ五年ほどは大きな変動はないが、私立校は減少が続いている。
　■専門学校＝専修学校専門課程の学生数は五十六万四千七百四十七人で前年度比二・二％の増加。そのほか専修学校には高等課程、一般課程があるが各課程とも在籍者数が前年度より増えていた。