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記事2018年10月23日 2457号 (1面) 
私学団体代表、柴山文科相ら表敬訪問
私学振興への理解を要請
副大臣、政務官、事務次官等にも

10月2日発足の第4次安倍改造内閣で文部科学大臣・教育再生担当には自由民主党総裁特別補佐の柴山昌彦・衆議院議員が就任した。柴山氏は当選6回、東大法学部卒の弁護士で52歳。また10月4日には文部科学省の2人の副大臣に永岡桂子・衆議院議員(自民党)、浮島智子・衆議院議員(公明党)が、さらに2人の大臣政務官には中村裕之・衆議院議員(自民党)、白須賀貴樹・衆議院議員(同)が就任した。
 文科省の新・政務三役(大臣、副大臣、大臣政務官)の就任を受けて、幼稚園から大学までの私立学校5団体で組織する全私学連合(鎌田薫代表=早稲田大学総長)は10月18日、文科省に柴山大臣等を訪ね、初入閣への祝意を伝えたほか、私学振興等への理解を要請した。この中で鎌田代表は、「相対的に貧困家庭の子弟を私学が引き受ける構造になりつつある。強力なリーダーシップで私学振興にご尽力いただきたい」と要請。これに対して柴山大臣は私立学校に関して、「多様な人材を育成し、グローバル人材等として大変活躍している。今後も私学助成という形でしっかりと応援させていただきたい。しかし一方で、世界のわが国の学校を見る目も大変厳しくなっているので、それに耐える私学についてご検討いただきたい」と語った。また吉田晋・日本私立中学高等学校連合会長は、政府(文科省)の平成30年度補正予算案で、私立学校の災害復旧とブロック塀の倒壊防止等の安全対策に予算が付いたことに謝意を表明。日本私立小学校連合会の小泉清裕会長は、長きにわたって教育実践を蓄積している私立小学校の教育成果の活用を要請した。この後、私学団体代表らは浮島副大臣、中村大臣政務官を訪問、鎌田代表は、財政的な支援の面で国公立と私立との格差へのきめ細かな配慮を要請。浮島副大臣は、「一人一人に光を当てた教育に全力で頑張りたい」と語った。さらに新任の、文部科学事務次官、官房長、文部科学審議官、私学部長ら幹部職員を訪ね、私学への応援を要請した。

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