全国私立看護高等学校協会は６月２９日、アルカディア市ヶ谷・私学会館で平成３０年度総会を開催した。冒頭、昭和６１年２月の同会の発足時から約５年にわたり会長を務めた三浦亮一顧問（愛国高校理事長）が昨年１２月に逝去されたことから出席者全員で黙祷が捧げられた。 　総会には文部科学省の福村知加子・初等中等教育局児童生徒課産業教育振興室教科調査官や池西静江・一般社団法人日本看護学校協議会長、島村圭一・全国看護高等学校長協会理事長、日本私立中学高等学校連合会の吉田晋会長が来賓として出席、挨拶等を行った。 　この後、報告事項では平成２９年度事業報告、同決算報告、同会計監査報告が行われ、いずれも原案通り承認された。 　続いて任期満了に伴う役員改選が行われ、退任する佐藤仁作会長の後任に額賀修一・大成女子高校理事長・校長（茨城県）が選任された。そのほか役員改選では副会長、理事、監事（各２名）が選任された。 　その後、額賀会長を議長に３０年度事業計画案、同予算案が審議され、いずれも原案通り承認された。３０年度事業計画は前年度に引き続き、５年一貫教育及び看護専攻科、准看護師課程および看護進学課程に関する要望、看護教員の適正配置等に関する要望、実態調査の実施及び調査報告書の刊行等が柱。 　加えて今年度から審議が始まった厚生労働省の看護基礎教育検討会へも対応していく方針。最後に福村教科調査官による講話と各学校による情報交換が行われ、出席した高校から看護教員や実習病院の確保の状況等が報告された。