キウイ使ったレシピコンテスト初めて開催
一般社団法人全国栄養士養成施設協会
一般社団法人全国栄養士養成施設協会(滝川嘉彦会長=名古屋文理大学理事長・学園長)は8月29日、ゼスプリインターナショナルジャパン株式会社(安斉一朗代表取締役社長)との協賛で、キウイを使用したレシピで競う「『キウイでポジティブを届けよう』レシピコンテスト」を服部栄養専門学校(渋谷区)で開催した。今回が初めてのコンテストは、全国の栄養士・管理栄養士養成施設(大学・短大・専門学校)に通う学生から、キウイを使用してヘルシーでポジティブになれるレシピを募集した。スイーツ部門、ヘルシー部門合わせて500件以上の応募があり、第1次審査を経て6グループが調理の実技を行う最終審査会に進んだ。
審査会では、審査員たちが調理台を回りながらチェックし、学生たちは緊張した様子だったが、チームワークで作業を分担したり、一人での参加者は、複数の鍋やフライパンの様子を見ながら、材料を切るなど手際よく作業を進めていた。調理実技の後には、審査員の一人、株式会社新宿高野のフルーツクチュリエ・森山登美男氏がキウイを使ったカッティングのデモンストレーションを披露した。森山氏はまな板の上でキウイを転がして皮をむき、薄く切ってバラの花の形にしたり、キウイパフェを作ったりとプロの技を披露した。
審査の結果、最優秀賞には服部栄養専門学校の渡邊篤子さん(2年生)の考案した、大豆ミートを使い、ソースにキウイを用いた「ビーガン冷やしキウイ担々麺」が選ばれた。簡単で、おいしく、キウイが多く使われていることが評価された。
渡邊さんは「楽しみながらレシピを作れた。自分のキウイ好きをレシピで伝えることができた」と受賞の喜びを語った。
審査委員長で全国栄養士養成施設協会の常任理事を務める服部幸應氏(学校法人服部学園理事長)はコンテストを講評して、「ビタミンを多く含んださまざまなキウイのレシピを考えていただいたことに感謝したい。レシピの中にはキウイの皮まで用いたものがあったが、SDGsを考えた調理法を考えることもこれからは重要だ」などと述べた。最優秀賞以外の受賞、入賞者の所属校、料理名は以下の通り。
◇優秀賞:女子栄養大学短期大学部「濃厚!キウイチョコブラウニー」
◇新宿高野賞:京都栄養医療専門学校「ローマのキウイ日」
◇ゼスプリ賞:尚絅学院大学「揚げない!まるごとキウイのサクサク唐揚げ」
◇入賞:愛国学園短期大学「ベジフルちらし」、下関短期大学「爽やかとろりん水羊羹」